日本彩生-失われた縄文を求めて-

東京を離れ地方へ移住。古代縄文に想いを馳せながら、現代ニホンと融和させることを目指す人のブログ。

都会の暮らしに疲れた人は、北海道へどうぞ 〜移住への心の準備編〜

毎日毎日どっちを向いてもマスク×マスク。コロナ、そしてコロナ…。どこへ行っても感染対策。なのに相変わらずの満員電車のこの矛盾。。

 

都会の中であくせく働き暮らしていると、生きるために働いているのか、働くために生きているのかわからなくなることがありませんか。仕事で疲弊し帰宅。泥のように眠ったら、また朝が来るの繰り返し。生活は毎日同じルーティーン。そして、コンビニで買い込んだ袋菓子とスイーツを深夜にドカ食いする週末を心待ちにしながら毎日をやり過ごす。そうやってどこかで心と体のバランスを埋め合わせしてあげないと、明日の自分が保てない…。

 

以前の私の日常は、まさにそんな状態でした。まぁそれはそれで楽しかったのです。だから後悔は特にありませんし、都会の暮らしをとやかく言うつもりもありません。

 

しかし、都会の便利さに1度体が慣れてしまうと、なかなかその暮らしから抜け出せなくなるのは確かです。どこへ行っても人がいる窮屈さと、どこへ行っても人がいる安心感の狭間で揺らぎながら、どれだけ都会暮らしが息苦しくても、どこかで人を居付かせてしまう不思議な魔力があるんですよね。特に東京はね。

 

ちょっと外に出れば何でも手に入るし、空腹だって気軽に満たせる。昼も夜も退屈しない居心地の良さがあって、寂しさとは一見無縁に思える…。だけど心の中はカラカラに乾いていて、知らず知らずのうちに潤いを求めていました。少なくとも私はそうでした。

 

その頃は、コロナで仕事量が激減状態でしたが、顧客がついていたこともあって、続けようと思えばそのまま東京に残って仕事を続けることも可能でした。だけど頭の中では、本当にこのままでいいのか?抜け出すなら今では?でも仕事を失うのは怖い…と、毎日いろんな考えが飛び交っていました。

 

しかしあるとき、なぜかそれ以上考えることが何もなくなってしまい、勢いのままこれまでの生活から抜け出してみようと思い至ったんです。もうこの時点では、自分の中で答えが出ていたのだと思います。このままここから抜け出してみてもいいんじゃないか?と。

 

一度決意してからは展開が早かった。先のことなんて考えないで、思いっきり羽を伸ばして自由に好きに生きてみよう。自然の中で深呼吸したらきっと気持ちいいよ、と自分と周りに言い聞かせ北へ飛び立ちました。それが、リアルな始めの1歩でした。

 

もちろん、どこだっていいと思うんです。それが自分にとって気持ちが安らぐ場所なら。故郷に帰るとか、旅行に行くのもいいですね。河口湖だって、鴨川シーワールドだって、沖縄だっていい。下呂温泉だってハワイだってどこでもいいんです。都会の暮らしに疲れたら、そっと抜け出してみるんです。移住じゃなくてもいいから。

 

そして、私にとってはそれが北海道でした。実は故郷でもあります。なので北海道への、それも移住をおすすめしたいわけです。

 

もし、リモートでもできる仕事をお持ちなら、なおさら都会からの脱出をおすすめします。冬が厳しいと思うのなら、夏の間だけでも良いじゃないですか?自然と共に過ごす時間を、この時期だから体感してみて欲しいのです。

 

しかながら、そう簡単に決められるものではありませんよね。人にはいろんな人生があり、その背後にはいろんなドラマがある。でも、もしこの記事を読んでいて何か心に響くものがあるのだとしたら、次の1手はぜひ早めに打ってみて欲しいのです。かつての私のように。

 

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そして、そのはじめの1歩を私は応援したいのです。