日本彩生-失われた縄文を求めて-

東京を離れ地方へ移住。古代縄文に想いを馳せながら、現代ニホンと融和させることを目指す人のブログ。

日本には八百万(やおよろず)の神様がいる

日本は、八百万 (やおよろず)の神様(以下、カミサマ)がいる国です。

これは紛れもない事実。だって、カミサマは人間一人一人の中にいるから。そして人間だけじゃなく、自然のすべてに神が宿るとする国です。

 

だったら日本に限ったことじゃないじゃん!世界中のありとあらゆる存在がカミサマじゃん!と思われるかもしれませんが、一度じっくり考えてみて欲しいのです。人間の中にある「神性」こそが人間に宿る神であり、昔の人はそこに神を見出していました。

 

戦争をしかけてみたり、競争社会で争って他人を蹴落とし合ったり、自然を破壊・汚染したり、他者との違いを見つけていじめたり差別したり…そんな人たちの中に神性を見出すことができますか?

 

日本は和を重んじてきた国です。和とは調和のことです。調和をはかれる相手だからこそ尊重し、自分たちと同じ神性を相手にも見出してきたのです。調和をはかれない相手なら、相手に譲らずに自分の中の「神性」つまり「個」を尊重すべきなのです。要するに、すべての存在は対等だという精神です。本来の縄文人はそういう人々でした。

 

日本列島にかつて存在した縄文という文化は、自然を愛し、崇め、尊び、人々と自然が一体となって調和し共存した文化でした。海や山から恵をいただき感謝を捧げて暮らしていました。物々交換をしながら海をまたいで自由に貿易をして、異なる文化であっても互いに尊重しながら交流する調和をはかった文化でした。そうやって気が遠くなるほどの長い年月をかけ命を繋いできたのです。

 

縄文の人たちは非常に心神深い人たちでした。日々の感謝を天に捧げ、明日の幸せを祈り、自然を敬うことで命の循環を繰り返す…いまじゃそんな単純な自然の循環さえも、なくなりかけていますよね。

 

でも、私たちに流れている血は紛れもなく彼らから受け継がれている血なんですよね。かつての日本列島は、調和で循環していた大きな大きな1つのファミリーだったんです。思い出そうよ、日本人。

 

今、都会を離れて地方で暮らすことを選ぶ人たちが急増しています。2020年は、いろいろありましたからね。働き方も変わってしまって大変革の年でした。今年以降ももっともっとさらに変わり続けることと思います。

 

日本人の神性を取り戻し、暮らしの中に自然との調和を少しずつ取り入れて、子どもたちの未来に繋げられたら…。きっと何かが変わるはず。

 

このブログでは、古き良き縄文の人たちの精神性を取り戻しながら、現代に調和させる暮らし方を提案します。何かのヒントになりましたら幸いです。